2017年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2009.10.10 (Sat)

ピアノについて(特に構造)

課題曲「道祖神の詩」について書くつもりだったんですけれども、今回はちょっと課題曲からは離れてみることにしました。


楽器中心で語っていこうと思います。



・・・といっても最初ですから、まずは雑学程度に。



一般に、「ピアノ」と呼ばれるこの楽器ですが、正式名称は「ピアノ」なんです!!
・・・ではありませんね。
正式名称は、「ピアノフォルテ」なんです。

・・・という訳でもありません。


正式名称は、
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」
Clavicembalo col piano e forte


ですね。
イタリア語です。
Clavicembalo とは、楽器「チェンバロ」のことです。

col とは、con + il で、
con は英語の with
il は英語の the
にあたります。

piano と forte は皆さん分かりますね。そのまま「ピアノ」と「フォルテ」です。強弱記号でもお馴染み。

e というのは、 et のことですが、英語の and ですね。


「ピアノとフォルテ(という強弱の表現)を持ち合わせたチェンバロ」と言ったところでしょうか?
(↑僕が勝手に解釈しました)


チェンバロという楽器は、ピアノの前身のような鍵盤楽器ですが、オルガンと同じく、鍵盤を叩く強さによっての音量調節はできません。
鍵盤を強く叩こうと、弱く叩こうと、音量はほとんど一緒です。

チェンバロは弦を弾き、ピアノは弦を叩きます。

ピアノは、強弱の表現は自在ですね。


ピアノは、あくまで「チェンバロ」というような名前ですが、構造も違いますし、音色も全くと言っていいほど違います。

チェンバロの音を聞きたかったら、「美女と野獣」のサントラを聴こう!!
映画のサントラなら、「Transformation」という曲ですね。終盤の、かなりバロックな感じのところで使われています。
(あくまでディズニーを推します)


・・・ピアノの話題でしたね。
ピアノの音を聞きたかったら、「美女と野獣」のサントラを聴こう!!
「Beauty and the Beast」の出だしがいきなりピアノですね!!!!!
(ま、これは無理やりな宣伝ですね)


ピアノの起源ははっきりしませんね・・・
言われているのは、バルトロメオ・クリストフォリという人物が作ったのがその最初だと言われています。
彼は、トスカーナ大公子フェルディナンド・デ・メディチの楽器管理人です。

またメディチ家ですか・・・芸術のいたるところで見かけますね。ルネサンス、恐るべし。

1700年にはピアノというものはすでに存在していたようです。

ピアノ(というかそれを作ったクリストフォリ)の凄いところは、鍵盤を押しっぱなしにしていても、ハンマーが弦を叩いた後に、ハンマーが弦から離れるというその構造ですね。
ピアノはチェンバロとは違い、叩いて鳴らすわけですから、ハンマーが弦に触れ続けると振動は止まってしまいますからね。

そして、鍵盤から手を離せばハンマーはもとの位置に、すぐにきちんと戻ります。
これが大きく弾んだりしてしまうと、連打はできませんね。


まあ、この後の歴史は後々話すかも知れないということにしておいて、
ピアノの基本事項についてもう少しだけ。


ピアノには、普通2本か3本のペダルがついていますね。

このペダルの働きは、アップライトピアノとグランドピアノで違いますね。

アップライトピアノは、家庭のピアノといったらこれ!という、弦が縦(底に鉛直)に張られた楽器ですね。
コンパクトです。といっても、やっぱり大きいですね・・・インテリアとしても最適。

グランドピアノは、言わずもがな。弦は長ければ長いほどいい音。弦が水平に張られていますから、場所はかなりとりますね。家でも弾きたいけど、僕の家ではまず無理です。



で、ペダルの話ですが、

一番右のペダルは問題ありません。ダンパーペダルです。
長音ペダルですね。
通常、鍵盤から指を離すと、弦の振動を止めるために、ダンパーが降りてきます。また、弾いていない鍵盤には、常にダンパーが接していて振動しないようになっています。
しかし、このペダルを踏むと、すべての弦からダンパーが離れ、鍵盤から手を放しても、ダンパーは上がったままです。
つまり、一度なった音は止まらず、また、他の弦も共鳴することができます。
勿論、このペダルから足を離せば、押さえている鍵盤のところ以外のダンパーは降りてきます。


次に、一番左のペダルです。ソフトペダルですね。
グランドピアノは、その働きは顕著です。ペダルを踏むと鍵盤が右にガタっと動きます。
内部ではハンマーが右にずれ、通常は一つの音につき、同じ弦を三本並べていて、三本とも同時に叩くのですが、それを二本しか叩かないようにするのです。
アップライトピアノでは、ちょっと分かりにくいですね。「単なる飾りなのでは?」とか思ってしまうほどですが、このペダルを踏むと、鍵盤の感触が変わりますね。ゆっくり鍵盤を押さえてみると分かります。
いきなりカタっと、何の抵抗もなく少し鍵盤が下がり、そこからは普通と同じ感触です。
なぜこうなるのかというと、ペダルを踏むことによってハンマーが少し弦に近づき、ハンマーの動く距離が短くなるのです。
そうして、同じ力で鍵盤を叩いても、ハンマーの動く距離が短くなっているのですから、(位置エネルギー的な感じで)音は小さくなりますね。


最後に、真ん中のペダルです。
これが、二種類のピアノで全く違います。

まず、グランドピアノですが、これはソステヌートペダルですね。
真ん中のペダルが存在しないグランドピアノもあります。
このペダルは、ちょっと凝っている感じです。
ある鍵盤を押さえている状態でこのペダルを踏むと、
ペダルを踏んだ時に押さえていた鍵盤の部分のダンパーだけが上がったままの状態になります。
例えば、ド の音の鍵盤を押さえた状態でこのペダルを踏むと、鍵盤から手を離しても、ドの音は鳴りっぱなしです。しかし、他の鍵盤は、何もペダルを踏まない状態と同じように演奏できます。ここで、先ほどのドを押すと、これだけまた音は止まりません。
音を鳴らさないように一番低い鍵盤を押さえ、ソステヌートペダルを踏みっぱなしにすると、その音だけダンパーが上がった状態になります。その状態で、ダンパーペダルを踏まずに高い音などで演奏すると、低い弦が共鳴し、独特の響きを楽しむこともできます。


次に、アップライトピアノですが、これは弱音ペダルですね。
ハンマーと弦の間に皮など布状のものが挟み込まれ、単純に音が弱くなります。
練習用にも使えますし、音色もこもった感じになるので、音色の変化というものも楽しめます。



とまあこういうことですね。

ちなみに、現代のピアノは普通88鍵あります。
88鍵以上あるものもありますが(ふつう下に多い)、この場合、大体演奏者の混乱を防ぐための何らかの措置は取られていますね。
88鍵以上必要な曲を書いた作曲家もいますからね。過去はそういうものです。



今回はこのくらいで。それでは。
スポンサーサイト
23:39  |  ピアノ-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。