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2009.09.18 (Fri)

課題曲レポート ”ラ・マルシュ”

今回は、稲村穣司氏による1997年の課題曲IV

ラ・マルシュ

です。とっても楽しいマーチですね。



英語に直すと、
The March
でしょうか?

大胆なネーミングですね。。。


と思うと、内容も大胆。


おそらく変ロ長調で、おそらく4拍子のマーチ(実際にもB dur で 4分の4なのですが)。

でも、単純に変ロ長調、4拍子とも言いにくいマーチです。

このブカブカリズム(引用)は虜になりますよ。


変ロ長調ではありながらも、ところどころに複調ですよ。
チューバの単純なFとBリズムの上に、さまざまな調の旋律が重なっていく。

そして、もう一つは、ポリリズムです。

これもすごい。
特に、トリオは大胆すぎますね。

とっても美しいんですが、木管により提示される主旋律は、ほとんどが符点4分音符。
ある程度で拍子感が分からなくなってしまいます。
バスも4拍子で進行しているんだか。


そのくせ、対旋律は確固たる4拍子。
これが綺麗に収まるんですよね。


そして極めつけは、オルガントーンの後に、なんとクラッシュシンバルが裏打ち!!


どこまでひねくれているんだか。


しかしまあ、楽しいマーチですよね。


かなり個性的なマーチです。課題曲でのスタンダードなコンサートマーチとは、全く違って、異彩を放っています。


ヨーロッパのサーカス軍団が、いきなり街を行進しだして、周りのことなんかお構いなし、やりたいことだけやってどこかへ去ってしまう、そんな印象を受けました。

とても滑稽ですよね。


これが処女作だとは・・・
英語教師、侮れぬ。



それでは。
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17:16  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.09.13 (Sun)

課題曲レポート ”ターンブル・マーチ”

はい、それでは今日は、川辺真氏による1993年の課題曲I

ターンブル・マーチ

です。


前回お話しした通り、この曲は、高橋さんが自身の「イギリス民謡による行進曲」を作る際に参考になった曲でもあるようですね。


ものすごいパワーのある曲ですね。
こちらへ押し掛けてくるような、そんなパワーです。
ただ、そのパワーは、自分たちを圧倒するのではなく、自分たちをも曲の中に引き込んでいく、そんな勢いを感じます。



最初のファンファーレは、まあなんというか、気持ちいいですよね。
あれだけストレートでパワフルなファンファーレは、もう・・・です。


トリオも、もう一度最初に戻る直前ではなんとなくアメリカンな・・・(←完全に主観)


短調の勢いですね。
それに対し、トリオは長調の高貴さですか?
かっこいい。


それでは。
20:18  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.09.09 (Wed)

課題曲レポート ”イギリス民謡による行進曲”

今日は、高橋宏樹氏による2003年の課題曲II

イギリス民謡による行進曲

です。

高橋さんといえば、2010年の課題曲にも抜擢されており、それで3回目ですね。
おめでとうございます!!ですね。


この曲は、記念すべき初回の課題曲抜擢です。
この年の朝日作曲賞は「ウィナーズ―吹奏楽のための行進曲」でしたね。
ちなみに、諏訪さんは、課題曲に採用されたのは2回で、その2回ともが朝日作曲賞受賞というのも素晴らしいと思います。


さてさて、「イギリス民謡による行進曲」のことですが、

グリーン・スリーブス
アニー・ローリー
埴生の宿

の超有名な3曲をアレンジした曲ですね。

かなり馴染み深いメロディーの曲です。
構成もいい感じだと思います。

「ターンブル・マーチ」を参考にさせてもらったという最初のテーマですが、確かにイメージがかぶってしまう部分があるんですが、それでも、オリジナルという感じですね。

トリオのメロディーは、これは埴生の宿ですね。美しい。
2拍子マーチから、トリオで4拍子に変わるというその感じも、分かりますね。

こんな感じのマーチも、好きですね。

この年のマーチは5曲とも、どれも性格が違ってさぞかし面白かったことでしょう。


それでは、次回は途中にも出てきた、「ターンブル・マーチ」ですね。

CU!
21:54  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.09.04 (Fri)

課題曲レポート ”16世紀のシャンソンによる変奏曲”

コメントに返信しておきました。

今回は、諏訪雅彦氏による2009年の課題曲I

16世紀のシャンソンによる変奏曲(Variations on a 16th Century Chanson)

です。

前に紹介した、「ウィナーズ―吹奏楽の為の行進曲」の作曲者です。


課題曲に採用された2曲がどちらも朝日作曲賞受賞曲、というのもまたすごいと思いますが、この型の曲は、とても繊細で、美しいと思います。


ここで、例の「16世紀のシャンソン」を紹介しましょう。
「Une jeune fillette (若い娘)」
という曲です。
(諏訪さんが「原典」とした曲とは少し違いますが)


見られない場合はこちらからリンク

落ち着いた、いい曲です。

これが、課題曲として、諏訪さん自身の解釈も交えながら新しく生まれ変わった訳です。


『全体は、間奏曲を真ん中に置いた三部形式風に構成され、また律動が四楽章の交響曲のミニチュアにもなるように配しています。』
(社団法人 全日本吹奏楽連盟会報 「すいそうがく」2008.11 No.179 より)

ともあり、原博さんの遺作でもある画期的な課題曲、『ミニシンフォニー 変ホ長調』を髣髴させます。


対位法が多用されていて、また、クラシックの知識も必要となり、演奏は表現の面でも難しい部類に入りそうです。

冒頭をオーボエが mp で演奏する、というのが美しいですね。

バスーンもですし、ダブルリードがしっかり活躍しています。


ウィナーズも、オーボエがとても美しかった。


諏訪さんの曲は、僕のお気に入りです。
21:34  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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