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2010.06.18 (Fri)

2011 第21回朝日作曲賞・第3回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位

発表されたようですね。

朝日新聞紙上でももう発表があったようですが、大阪市音楽団のTwitterによると、

第21回朝日作曲賞受賞作品が、

堀田庸元(よういち) 「ライヴリー・アヴェニュー」

全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位作品が、

山口哲人(あきひと) 「『薔薇戦争』より戦場にて」


だそうです。
どんな曲だか楽しみです。
来年2011年の課題曲に、早くも期待です。

プロフィールをみると、お二方とも、
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業
だそうですね。
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22:33  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.06.12 (Sat)

課題曲レポート ”マーチ「スタウト・アンド・シンプル」”

今回は、原博氏による、1988年の課題曲C

マーチ「スタウト・アンド・シンプル」

です。

原博氏の作品では、以前、
ミニシンフォニー 変ホ長調
のときに、交響曲の形式とともに長々と語っていましたが、その同じ作曲家の、それより以前の課題曲です。

まあ、こんな作曲家は、基本的に委嘱作品ですよね。
(あれ、上岡洋一氏には、なぜか公募採用の曲があったような・・・)

やはりベテラン。
軽快なメロディですが、堂々としたマーチ。
ま、題名がそれは語っていますが。


確かに、シンプルな形式です。スーザ形式。

粒を一音一音はっきりさせないと、何を言っているのか分からなくなってしまいます。
この時点で、結構舌が大変なマーチだということは察することができると思いますが、ずっと聞いていくと、

後半、トランペットが基本的に鳴りっぱなしじゃないか!
殆どメロディーライン。

ま、トランペット奏者のみならず、みんな動きっぱなしで、どのパートを取ってみても非常に体力のいるマーチだと思います。

原博氏の作風は、基本的には「バッハやモーツァルトに傾倒しその作風をそっくりそのまま引き継ぐ方法」なので、(ミニシンフォニーなんか、思い切り古典派の薫り)誰にでも聴きやすい曲ですね。

とっても安定感があります。

でも、終盤、クライマックスが近付くと、これこそこの曲の醍醐味!!といえる部分がやってきます。

聞いただけではなんだかよく分からない、入り組んだコード進行の部分を抜けると、最後には3つのメロディがお互い干渉しあうことなく、同時に鳴り響きます。

いや~壮絶。

それでも最後はパン!と終わるあたりが、気持ちいい。


いいなあ。
17:21  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.06.10 (Thu)

課題曲レポート ”カーニバルのマーチ”

前回の『渚スコープ』の時のような記事を書くと、逆にコメントが来なくなってしまうんですよね・・・

今回は、杉本幸一氏(補作:小長谷宗一)による、1988年の課題曲D

カーニバルのマーチ

です。

野庭だとか、淀工だとかも演奏していますね。(キャラが全然違う!から面白い!)

中間部(トリオ)以外、アゴゴベルがほぼ鳴りっぱなしですが、大丈夫でしょうか。いくら楽器とはいえ、金属ですので、ずっと叩かれていると・・・。それも、コンクール課題曲という性質上、練習量もすごいのでは・・・。

なんてことはさておき、
まさに、カーニバルですね。ラテンパーカッション大活躍のサンバ!

打楽器奏者は、ひたすら高いテンションで音楽をリードしていかなければなりません。
基本的には、アゴゴとスネアとタンバリンとが全体のノリを築きあげていきます。

サンバホイッスルもかなり重要なパートですし。
第二マーチ突入直前に、次のリズムを高らかに提示するのは、サンバホイッスルただ1パートのみです。
あれ、ビギン(Beguine)風のトリオでも吹いてるじゃん。

パーカッションだけでなく、
金管も木管も、大活躍!!

ま、これは演奏を聴いていただくのが早いかと。

当たり前ですが、ノリだけではいい演奏はできませんね。

トリオなんかは、十分に歌いこんでほしいところです。

第二マーチも結構お気に入りです。
中低音のメロディ
トランペットのリズムセクション(サンバホイッスルが提示したリズムで)
踊る木管群
これぞまさに、カーニバルですよ。

そのあとには、トロンボーンの対旋律が追加されて、最初の主題。
トロンボーンのグリッサンドもこれまた面白い。


最後のベルトーンは難しいところですが、決めたいですね。



全体的に、ハーモニーが綺麗な曲です。「楽しい」、そして「綺麗」。そりゃハマりますよ~。


あ、1988年といえば、『深層の祭』の年ですよ。あの有名な、完成度の高すぎる、名曲です。

この年のマーチだと、原博氏の『マーチ「スタウト・アンド・シンプル」』の完成度も高い。さすがベテラン。(ただし、非常に体力を使うマーチでもあります。特にトランペットは)



それでは。
21:13  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

2010.06.04 (Fri)

課題曲レポート ”渚スコープ”

僕の知り合いで、このブログを覗いてくれている方、もしいらっしゃいましたら、たまにはコメントぐらいしていってもらいたいのです。挨拶くらいしてくれてもいいじゃないですか~
非公開でもいいからさ。
ま、ちょっとばかり寂しいだけなんですけどね。


今回は、吉田峰明氏による、1987年の課題曲B

渚スコープ

です。


粋な題名だと思いませんか?

やはりこの年は「風紋」が有名すぎて、「渚スコープ」はその陰に隠れてしまっているのです。


夜明けに、渚で波と風が静かに踊っているような冒頭から始まります。

こんなトロンボーンソロのある課題曲もよくよく考えれば他にありませんね・・・オケでは結構聞く雰囲気なんですが。大体こういうのはユーフォが持っていくのでね。

多くの人に言われていますが、この曲は「フランス風」です。
吹奏楽ですが、オケのような響きが漂います。でも、やっぱり吹奏楽にしかできない響きですよね。

木管が主体となって表現するこの渚の背景が、この曲の独特な雰囲気を生んでいるのでしょうか。

全体的に、押し寄せては儚く消える波。
中間部から推進力をもったメロディが何度か登場しますが、それもまた消えていき、最後に残るのは冒頭の雰囲気。
そして、最後はGの和音で終始。

なんて美しい曲なんでしょう。
世界観はとても広い。

曲想がソリスティックである分、コンクールではあまり人気が出ず、
Aの風紋(決して難易度は低くありませんが、音楽としての完成度の高さと、ソロよりも大アンサンブルの多い曲想)

Eのマーチ「ハロー!サンシャイン」(他の曲に比べ易しく、スタンダードなマーチ)
が人気だったようです。

でも、前回にも書いたとおり、陰に隠れがちなBCDの三曲も、大変な名曲です。
こんなにいい曲がそろうと、もったいないですね。
この年の課題曲だけで演奏会を企画してみても、十分楽しめて、充実した演奏会が出来ると思います。(いや、時間が短すぎるか・・・)

21:57  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.06.02 (Wed)

課題曲レポート ”ムービング・オン”

今回は、川上哲夫氏による、1987年の課題曲D

ムービング・オン

です。

カッコよく、美しく、お洒落で・・・
名曲でしょ、これ。

全国大会で淀工がスタンドプレイというのも・・・動画で見たときは驚きました。
あんな舞台でスタンドプレイも気持ちいいものだとは思いますが、ドラムセットの人もいい気分でしょうね。
なんか見ていて楽しそうでカッコいいです。


まあ、曲そのものの話も。

曲の冒頭から休符を引っ掛けて、一気に「ムービング・オン」ワールドに観客を引き込みます。
そして、印象的なリズムで駆け抜けると、スローテンポに。
お洒落なジャズ風の曲で、サックスのカッコよさや、トランペットの官能的なソロに、陶酔しきっちゃいましょう。

ゆったりと、曲の流れに身を任せていると、冒頭のリズムがよみがえってきます。
そしてテンポが上がり、もうそこは演奏者と観客が一緒の世界。まるで、同じ舞台に立っているかのよう。

そして、みんなが舞台に上がったところで、またスローテンポになり、皆で一緒に、思う存分歌い、酔いしれ、感動的な1ページを作ります。
思い出を作り上げた後は、「立ち止まらないで(ムービング・オン)」、さあ、みんなで先に進もうじゃないか!

何があっても、「ムービング・オン」!!

果たしてこれが曲の説明になっているのでしょうか?
まあ、聞いていただければその気持ちは十分に伝わるのではないかと思います。


この年も課題曲がドラマチックな名曲ばかりですね。

A 風紋 保科洋
B 渚スコープ 吉田峰明
C コンサートマーチ'87 飯沼信義
D ムービング・オン 川上哲夫
E マーチ「ハロー! サンシャイン」 松尾善雄

そういえば、まだ「風紋」についてレポートは書いていないんですね。
まあ、いつか書くとは思いますが、風紋なんて有名すぎる曲ですからね。原典版とどっちがいいか・・・なんて?

風紋人気が凄いですけど、渚スコープも負けないくらいの美しい曲ですし、コンサートマーチ'87だって、冒頭からして印象的です。

マーチ「ハロー!サンシャイン」から、松尾善雄氏は課題曲最多入選への道をたどっていきます。

ところで、1987年は、珍しく課題曲が5曲ありました。
「A~Dが難しすぎたので、『ハロー!サンシャイン』が繰り上げ入選」
みたいな感じだそうです。

風紋なんて特に、「通せるけど、練習すればするたびに到達点が見えなくなる曲」みたいな風に言われていますからね。

こんな曲、最近ではほとんどお目にかかることができないんじゃないでしょうか?

これこそが、本来の課題曲なのかもしれませんね。
技術の上手さを競うことが最大の目的なのではなく、表現をその尺度にする。技術は、表現をするためについてくるもの。

表現が技術を必要とするんです。


よね?
23:57  |  課題曲-music  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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