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2010.06.10 (Thu)

課題曲レポート ”カーニバルのマーチ”

前回の『渚スコープ』の時のような記事を書くと、逆にコメントが来なくなってしまうんですよね・・・

今回は、杉本幸一氏(補作:小長谷宗一)による、1988年の課題曲D

カーニバルのマーチ

です。

野庭だとか、淀工だとかも演奏していますね。(キャラが全然違う!から面白い!)

中間部(トリオ)以外、アゴゴベルがほぼ鳴りっぱなしですが、大丈夫でしょうか。いくら楽器とはいえ、金属ですので、ずっと叩かれていると・・・。それも、コンクール課題曲という性質上、練習量もすごいのでは・・・。

なんてことはさておき、
まさに、カーニバルですね。ラテンパーカッション大活躍のサンバ!

打楽器奏者は、ひたすら高いテンションで音楽をリードしていかなければなりません。
基本的には、アゴゴとスネアとタンバリンとが全体のノリを築きあげていきます。

サンバホイッスルもかなり重要なパートですし。
第二マーチ突入直前に、次のリズムを高らかに提示するのは、サンバホイッスルただ1パートのみです。
あれ、ビギン(Beguine)風のトリオでも吹いてるじゃん。

パーカッションだけでなく、
金管も木管も、大活躍!!

ま、これは演奏を聴いていただくのが早いかと。

当たり前ですが、ノリだけではいい演奏はできませんね。

トリオなんかは、十分に歌いこんでほしいところです。

第二マーチも結構お気に入りです。
中低音のメロディ
トランペットのリズムセクション(サンバホイッスルが提示したリズムで)
踊る木管群
これぞまさに、カーニバルですよ。

そのあとには、トロンボーンの対旋律が追加されて、最初の主題。
トロンボーンのグリッサンドもこれまた面白い。


最後のベルトーンは難しいところですが、決めたいですね。



全体的に、ハーモニーが綺麗な曲です。「楽しい」、そして「綺麗」。そりゃハマりますよ~。


あ、1988年といえば、『深層の祭』の年ですよ。あの有名な、完成度の高すぎる、名曲です。

この年のマーチだと、原博氏の『マーチ「スタウト・アンド・シンプル」』の完成度も高い。さすがベテラン。(ただし、非常に体力を使うマーチでもあります。特にトランペットは)



それでは。
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