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2011.01.06 (Thu)

ラッキードラゴン

新年、あけましておめでとうございます。

この表現についてですが、(前の)年が明けて、その結果新年となるわけですから、「新年が明ける」という表現は誤っているのではないかという意見もありますが、「お湯が沸く」も似たような表現で、これを間違いだとは言わないでしょう。本来、冷たい水が沸いて、その結果お湯となるわけですから、同じ理論が成り立つのですがね。本来動詞の目的語となるべき《動作の結果》を主語に持ってくるという表現もあるのですね。

さて、2011年の一発目は、福島弘和作曲、

ラッキードラゴン~第五福竜丸の記憶

です。
心の奥に直接響いてくるような旋律ですね。とっても哀愁に満ちています。

ベン・シャーンの『ラッキードラゴン』(連作絵画集)から受けた印象を元に作曲されたそうです。

1954年3月1日、第五福竜丸は被爆(被曝?wikipediaでは「被爆」)しました。無線長だった久保山愛吉はこの半年後の9月23日に血清肝炎で亡くなったそうです。

そんな、戦後の日本の悪夢のような出来事がこの第五福竜丸のビキニ環礁の事件です。

冒頭のピアノ、そして最初に木管(クラリネット)で提示される主題が、『ラッキードラゴン』の世界に誘(いざな)います。そして、その後には「ラッキードラゴン」の主題(?)の登場です。そのすぐ後には、ファドレ♭ラ♭といった感じの音型が登場し、不安な気持ちを駆り立てます。しかしまだこれは予感にとどまります。
次第に収束していき、場面は展開します。

木管の早いパッセージが絡まりあい、曲のテンションは徐々に上がっていきます。途中に何度か落ち着きますが、それでも不安は募るばかり。そして不安は最高潮へ・・・!

その後、曲想はまた穏やかになり、最初の二つの主題がそれぞれ発展して奏でられます。被爆した後のことでしょうか?

しかし曲はそれでは終わりません。場面が転換すると、曲想は明るくなります。ラッキードラゴン・福竜の昇天です。
「原水爆による犠牲者は、私で最後にして欲しい」という久保山無線長の遺言も浮かんでくるようです。

そして、感動のクライマックス!そしてフィナーレ。


唯一の被爆国である日本。日本人として、絶対に知っておきたい、そして忘れてはならない、そんな記憶は、ラッキードラゴンが未来へと受け継いでゆくのです。


この曲、春日部共栄高等学校の委嘱作品だそうですね。

それでは。


↓↓黙祷↓↓

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